セミリタイアを考える

経済的自立を考える

経済的に自由になる方法を考えるチキンのブログ。3歩歩くと忘れるので考えたことを記録します。

投資方針を見直してしてみる。


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今までに以下の点を考えてみました。

  • 銘柄分散
  • 時間分散
  • 国際分散
  • 資産分散

今回は投資対象商品を見直してみます。

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投資方針を見直してみる

現状の投資方針を振り返り、どのように見直すか考えてみます。

結論としては、積立NISAでの投資対象商品はバランスファンドが良さそうです。 

 

投資額

現在はidecoで月額15000円、積立NISAで月額33000円を投資しています。

年間貯蓄額を確認したところ250万円ほどあり、現金比率が高いため投資額を増やします。妻の積立NISAの非課税枠を活用します。

これにより年間投資額は100万円程度となります。現金も年間150万円増加するため、投資額が大きすぎることもなさそうです。

 

また過去には、株式アセットの価格が高いときは購入額を減らして、安いときは増やしてということをやっていましたが、投資対象をバランスファンドに変更することで、個々の資産クラスを均等割合で購入することになるため、値動きを気にせず購入できそうです。

 

分散投資

現状は以下の理由から、株式をメインとしたアセットアロケーションとしています。

  • 将来の世界経済の成長に期待した長期投資。
  • NISAの非課税枠を有効活用するためにリターンの最大化。

現状はハイリスク・ハイリターンの株式を90%、これとは逆相関の国内債券をリバランスのために10%としています。

株式については最初は先進国株のみを投資対象としていましたが、その後に新興国株へも成長性を期待して投資するようになりました。

現状は投資していない資産クラスがあり、REITや海外債券、将来性への疑問から日本株式へは投資していません。

このように将来の経済成長への期待と、非課税枠の有効活用の観点から期待リターンが高い株式への投資を優先していたのですが、少し考え方が変わってきました。

 

まず、将来の世界経済の成長に期待するのなら、世界経済の成長を取りこぼさないように各資産クラスに分散することで、世界の成長に乗るのが良いとの考えに至りました。

また、非課税枠を有効活用するために、期待リターンの高い株式の比率を9割としていますが、結局はどの資産クラスが最大リターンとなるかは確率に影響されるため、バランス良く分散する必要があると考えます。

また、例えば先進国株式の調子が悪く、REITや債券の調子が良いときに、乗り換えたくなる懸念があります。

 

積立NISAではバランスファンドでミドルリスク・ミドルリターンを狙い、idecoで株式にオーバーウェイトするくらいでちょうど良いと考えるようになりました。

 

投資タイミング

今後もドルコスト平均法で投資していきます。

非課税のNISA枠は残すともったいないため、全て使い切りたいです。

現状は毎日積立の設定をしていますが、これだとNISA枠が余るため、毎月積立に変更します。

バランスファンドであれば、各資産を均等割合で購入するため投資タイミングは気になりません。

 

リバランス

現状のリバランスについて、積立NISAの非課税枠は売却すると消えてしまうため、確定拠出年金の枠でリバランスしています。

人の心理状態に影響されずに自動でリバランスしたいです。

実際にコロナショック時に、もっと下がるのではないかとの心理から確定拠出年金枠でのリバランスが中途半端になりました。

バランスファンドであれば、積立NISAの非課税枠を消費せずに、自動でリバランスしてくれます。

 

出口戦略

積立NISAの出口戦略を考えていなかったのですが、結局はセミリタイア後の生活費のために投資をしています。

セミリタイアが投資の出口となり、出口まではあと20年程度かかる見込みです。

 

セミリタイア前の資産形成期は、ドルコスト平均法により定額で資産を積み上げます。

セミリタイア後はトリニティスタディに従い、定率3%で資産を取り崩す予定です。

 

セミリタイアまでの資産形成期は、早くセミリタイアに近づくために、リターンが大きい方が良いです。

労働による収入が大きいため、リスクは大きくてもかまいません。

セミリタイア後は収入が減るため、リスクは小さい方が良いです。

リターンは税引後3%程度確保できれば良いです。 

  

このように、セミリタイア前の資産形成期はリスク許容度が高いですが、セミリタイア後はリスク許容度が低いです。分けて考えた方が良いかもしれません。

 

リタイア後は積立NISAを取り崩すため、バランスファンドを購入しておけば、ミドルリスク・ミドルリターンのため、株式主体のポートフォリオよりもリスクが低く取り崩し安いと考えます。

 

出口戦略であるトリニティスタディについては、以下の記事が分かりやすかったです。

www.spin-orbit.com

 

バランスファンドはどれを購入するか

代表的な8資産に時価総額加重平均で買い付けてくれるバランスファンドがあれば良いのですが、現状は存在しません。

 

なので、8資産均等を購入することにします。 

個人的には、株式の比率が低く、REITの比率が高いように思うので、ideco枠で株式にオーバーウェイトするようにします。

 

blog.tacos-heaven.xyz

投資信託は、8資産均等と全世界株式だけで良いような気がします。

 

バランスファンドには否定的な意見もある

バランスファンドには否定的な意見も目にします。

www.youtube.com

何に投資しているか分からなくなる 。

idecoでも8つの各資産クラスに投資して、値動きを把握するようにすれば良さそうです。

 

アセットアロケーションを変更できない・特定の資産クラスのみの売却ができない。

積立NISAで8資産に分散投資するのをベースとして、idecoでは特定の資産にオーバーウェイトすればアセットアロケーションを調整できます。

idecoを活用すれば特定の資産を売却して、アセットアロケーションを調整することが可能です。ideco枠での売却であれば非課税枠は減りません。

 

バランスファンドはコストが高い。

現在ではコストの安いバランスファンドもあるため、これは該当しないと思います。

 

バランスファンドの留意点

  • バランスファンドではパフォーマンスの良い資産クラスも、悪い資産クラスも均等に購入するため、良くも悪くもパフォーマンスは各資産の平均になる。
  • バランスファンドの場合は。自分で好きなアセットアロケーションにできない。これについてはidecoで調整する。
  • 各資産クラスを個別に売却できない。これについてもidecoで調整する。
  • 各資産を均等に買うので、将来が予測不可能であることを織り込んでいる。

 

まとめ

ということで、現金比率の調整のために妻の積立NISA口座を開設します。

積立NISAでは8資産均等のバランスファンドを購入するのが良さそうです。

 

後悔したくないのであれば、そして自分の予想に自信が無いのであれば、選ぶべきは各資産へ分散すること。

これを選択すれば最悪の結果になることは無い。必ず各資産クラスの平均リターンを維持できる。

各資産クラスの価格が下がったときは全力投資しなくてよかったと思うようにし、各資産の価格が上がったときは購入しておいてよかったと思うようにする。