私が受けた収入と仕事の教育
親から教えてもらった収入のこと
子供のころは自由なお金を多くは持たせてもらえなかったし、大学生になっても奨学金と仕送りで生活できていたため、お金に無関心な貧乏生活をしていました。
また、お金について考えなくても時間的に自由に生活できていました。
働くようになって、お金を稼ぐ必要が出てきたタイミングで、自由な時間が無くなってショックを受けた覚えがあります。
親から教えてもらった仕事のこと
親から教えてもらいたかったこと
将来的に自由に生きるためには、お金は必須です。
となると、仕事を選択するうえで、収入は重視すべきポイントではないでしょうか。
仮に、生活に困らない収入があれば、仕事をせずに好きな趣味だけをして生きることもできるし、収入を気にせず趣味として働く選択もできます。
多くの人は働かないと収入がなく、生活できないから働いているのが現状だと思います。
このように収入と仕事選択の関係性は深いため、まずは収入を得る方法を考えてみます。
収入を得る4つの方法
その方法を大きく4種類(労働者・自営業・経営者・投資家)に分けて考えます。
この考え方は、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本で説明されています。
以下は私の持論も含むため、興味のある方は本を読んで頂くことをお勧めします。
労働者(Employee)
日本の企業で働く多くのサラリーマンが、このエリアに属します。
- 労働により安定的に収入が入ってくる。生活に困ることはない。
- 時間に対して報酬が支払われるため、成果は関係ない。
- 一緒に働く人・場所・時間は会社が決めるものであり、基本的に選ぶことができない。
- 仕事内容は会社が決めるものであり、基本的に選べない。
- 税制上のメリットは無い。
法律で守られており、有給休暇等で休んでも報酬が貰える等のメリットもあります。
本当の意味での成果報酬を導入している企業(一部のベンチャー企業や、外資系企業)はこのエリアには該当しないのかもしれません。ただし、そちらは「安定的な報酬」を犠牲にしているとの認識です。ただし、そちらは「安定的な収入」を犠牲にしているとの認識です。
成果報酬をうたいながら、簡単に給料を上げないための理由にしている企業には気を付けたほうが良いです。成果が出ているかは自分ではなく、会社が決めるものなので、成果報酬を理由に給料を添え置かれる懸念があります。その点は年功序列の方が労働者にとっては安全です。
自営業者(Self Employee)
フリーランス、デイトレーダー、ハンドメイド作家、ブロガー、Yotuberなどが、このエリアに該当します。
- 労働者とは異なり、時間に対する報酬ではなく、成果に対して報酬が決定する。
- 成果が伴うかは別だが、楽しいことを仕事にすることも可能。
- 努力の方向性が正しければ、大きく成果が出て、大きな報酬がもらえる。
- 成果が出なければ報酬は少なく、働けなくなった場合は報酬はなくなる。
- 収入を得るためには、働き続ける必要がある。
- 働く時間や場所は自由であり、仕事を選ぶこともできる。
- 成功と失敗の振れ幅が大きい。
- 経費申請ができるため、税制上のメリットがある。
労働者として安定的な収入を得るのと並行して、自営業を小さく始めて成功の目途が立ったら、労働者をダウンシフトしてセミリタイアするのが良さそうです。
経営者(Business owner)
自営業者の進化版です。
- 人に任せたり、設備投資により仕事をシステム化しているため、自分で働き続けなくとも収入が得られる。
- 自由な時間と、お金を持っている。
投資家(Investor)
資産から定期的に得られる収入(配当所得や不動産所得)で生活できる人です。
- 自分が働かなくても資産から収入が得られる。すごい。
- 資産額の数%程度しか収入が得られないため、まとまった収入を得るためには大きな資産が必要であり、結局はまず労働者や自営業者として稼ぐ必要がある。
- 例えば、年収300万稼ごうとする場合、税引前の運用益3%として9000万の資産が必要となる。
- 投資資金はリスクにさらされ、常に値動きがあるため、元本割れのリスクはある。
- 景気や金利に収入が左右される。大きく収入が減ることは考えにくいが自分でコントロールできるのは投資資金を増やすことくらいしかない。
ただし、不動産は小さく始めるのが困難であり、失敗した場合のリスクが大きいイメージです。税制上のメリットがあるらしいです。
仕事の選び方
十分な資産があれば、投資家になれば良く、労働者になる必要はありません。
ただし、社会に出るタイミングでそれほど大きな資産を持っている人は少ないと思います。
自営業者と経営者については、見込みが無いまま始めるのはリスクが大きすぎます。
成功できれば良いですが、失敗している間は生活に困窮します。
ということで、まずは労働者から始めるのが良いと思います。私も労働者から始めていますし、多くの方は労働者から始めると思います。
労働者は社会に出たばかりで能力が低くても安定的に収入が得られるため、生活に困窮することは基本的にありません。
時間は奪われますが、強制的に働く必要があるため、知らないうちに成長できていることがあります。
私もブログの文章を書いたり、論理的に考えるのは知らないうちに労働から獲得したスキルです。
では労働者の種類について、「収入」と「ストレス」から4種類に分けて説明していきます。
単純化のために定義は下記とします。また、ストレスについては労働時間・仕事内容・人間関係から受けるものと定義します。
- 「高収入」の定義は、将来的に家庭を維持することができ、子供に十分な教育を受けさせられるだけの収入があること。家庭を持ちたくない場合は、自分が生活するのに困らない収入があること。
- 「低収入」の定義は、家庭を維持できないこと。または自分が生活するのが困難なこと。
- 「低ストレス」の定義は、毎朝まあ仕事に行ってもいいかと思えるレベル。
- 「高ストレス」の定義は、毎朝もう仕事に行きたくないレベル。
低ストレス・高収入
高ストレス・高収入
低ストレス・低収入
労働時間・人間関係・仕事内容に不満は無くストレスが少ないです。ただし収入に不満があります。
一生独身であればこの選択もありだと思います。
高ストレス・低収入
仕事は低ストレスで長期的に続けられる事を優先するのが良いと思うのですが、収入とのバランスをとるのも重要と思います。
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「低ストレス・高収入」は就職時に積極的に狙ってみるべき。だが現代のユートピアであり狭き門、うまく掘り出せるとは限らない。
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「低ストレス・低収入」はこれだけの収入では家庭や自分の生活を維持できない。副収入があるなら積極的に狙っていきたいが、実際は厳しいと思う。
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「高ストレス・高収入」は慢性的なストレスに我慢することになる。ただし家庭を維持することは可能。
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「高ストレス・低収入」は絶対に避ける。入社前の企業調査で地雷は踏まずに済む。
入社時の企業のチェックポイントは下記の通りです。上から優先順位が高いです。
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収入が高く安定していること。将来的に家庭を持ち、子供を育てられる収入はあった方が良い。企業の平均年収から確度の高い予想が可能。
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労働時間が短いこと。転職サイトなどに平均労働時間が載っているため、ある程度は予想可能。ただし多忙な部署に配属されるリスクはある。
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仕事内容は他者からの命令された内容でもストレスなくこなせること。まず重視すべきは、ストレス無くその作業を続けられること。得意であること。
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仕事内容に興味を持てること。興味の無い仕事を選ぶと将来的にやりたい仕事へ転職したくなる懸念があるため。好きな仕事であること。
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職種はよく考えること。転職で会社は変えることは可能だが、新卒の時に選んだ職種を変更することは困難。今までのスキルが過小評価されて年収が下がるため。
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人間関係に問題が無いこと。これは入社してみないと分からないため重視しない。ただし、面接等で明らかに地雷である場合は避ける。
収入と仕事について子供への教育を考えてみる。
しかし、最初は労働者として働くのがオススメであることを説明し、労働者の分類をさらに4種類に分けて説明しました。
では子供にどのように教育するかを考えてみます。
義務教育期間(小学~中学まで)
高校~大学入学まで
大学在学中
就職活動時
ただし、社会経験が乏しいために明らかに地雷企業(高ストレス低収入)を選択をしている場合は、親が教えてあげた方が良いと思います。
転職を前提とした就職はお勧めしません。
就職後
プランA:選択した仕事に不満が無い場合。
プランB:選択した仕事に不満がある場合。
- 収入が上がるなら、転職してみても良いかもしれないです。入社前にオファー年収が決まるため、収入の不満は転職で解決しやすいです。ただし転職したからといって人間関係や仕事内容の不満が解決するとは限らない点は注意が必要です。
- 時間が無いなら仕事の手を抜いて帰る。やりがいは捨てる。どうせ辞めたいんですから。
- 労働者をしながら、小さく自営業と投資家を始める。それらの副収入が育ってきたら、労働者をダウンシフトしてセミリタイアする。(労働のストレスから解放) ←イマココ努力中