セミリタイアを考える

経済的自立を考える

経済的に自由になる方法を考えるチキンのブログ。3歩歩くと忘れるので考えたことを記録します。

いつごろセミリタイアできるのか見積もってみた。


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本ブログではセミリタイアを目指していますが、どのくらいの期間が必要なのか見積もったことが無かったため、まずは大枠で見積もってみます。 

 

 

前提条件:年間キャッシュフロー

まずは昨年のキャッシュフローを確認します。

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年間支出額

320万~380万

(約120万円が住居費)

 

年間貯蓄額

200万~250万

企業の業績悪化により、ボーナスが完全にカットされた場合は、60万~110万 

 

前提条件:ライフプランにおける大きな出費

ライフプランにおける大きな出費を考えてみます。

 

教育資金

子供が2人いる想定です。

子供が18歳で大学入学するまでに、1人あたり500万円を貯蓄します。

残りは奨学金で対応します。

これでも足りない場合は、数年働くかもしれないです。

 

住宅資金

今のところ、家は欲しいと思っています。

購入費用は2000万円~3000万円くらいでしょうか。

住宅ローンで家を買うというのは、レバレッジをきかせて35年間の不動産投資をすることに他ならないため、資産性は重視したいです。

また、「不動産」という名前の通り、立地は動かすことができないため重視しています。

このあたりを考えると、ライフプランが定まっていないと家は買えないですね。

後戻りできるよう、売却や貸出も考えると、やはり資産性は重要だと思います。

 

実家に帰るなどで家を無料で手に入れられれば、2000万円-3000万円の費用を稼ぐ必要がなくなるため、10年から15年程度セミリタイアを短縮できます。

 

老後資金

60歳から確定拠出年金をもらえます。

また、調べていませんが、企業年金も60歳から貰えるはずです。

 

公的年金が使える年齢までは、これらで頑張ります。

セミリタイアの仕組みができていれば、老後資金については心配不要と考えます。

 

前提条件:セミリタイア後の支出と収入

インデックスファンドの取り崩し

積立NISA枠20年で8,000,000円なので、これを税引後3%で取り崩すと、年間240,000円が使えます。

月額20,000円程度ですね。

セミリタイアまでの複利運用増加額は今回は含めないでおきます。

トリニティスタディ的に考えています。

 

労働(アルバイト)

週2回前後の労働で、時給1000円で計算します。

60歳で確定拠出年金等がもらえるまでの年齢は、アルバイトなどダウンシフトして労働は続けます。

せっかくセミリタイアするなら、その後はなるべく働きたくないです。

少なくとも労働にストレスを感じたくないです。

 

週1回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週1回 x 4週間 = 月額32,000円

週2回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週2回 x 4週間 = 月額64,000円

週3回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週3回 x 4週間 = 月額96,000円

 

自分と妻の2人体制で考えると、上記の2倍の収入があります。

 

配当金

配当金を重視した投資も手を付け始めましたが、まだ僅かな配当金しか得ていません。

税引き後3%程度と思いますが、見積もりにくいので、考慮しません。

 

副業

これも今は見積もれないです。

今から行動しつつ、将来的に育ってくれれば嬉しいです。

 

公的年金

今は65歳から支給です。

ただ、私が老人になる頃には70歳支給でしょうか。はたまた75歳支給でしょうか。

支給額は現状から30%減額程度で見積もります。

 

確定拠出年金企業年金

60歳からは確定拠出年金が取り崩せます。

公的年金の支給対象年齢までは、確定拠出年金と、労働と、積立NISAの取り崩しで乗り切るプランです。

 

住宅

現状は住居費に年間120万円程度を支出しており、大きな出費となっています。

ローンの支払いが完了していれば、家賃はかからないです。

いくらぐらいのを家を買えるのか把握しておく必要があります。

 

いつ頃セミリタイアできるのか

ここまで前提を挙げましたが、いつ頃セミリタイアできるのか、ざっくり見積もってみます。

いくつかのプランを立ててみます。

 

今後も賃貸に住み続け、リタイア後に労働はしない場合

年間支出350万円を年利3%(税引後)で捻出する場合、投資額は1億1667万円必要となる。

年間貯蓄250万円を全て投資に注ぎ込むとしても、セミリタイアまで46年かかる。

このプランは無理ですね…

 

今後も賃貸に住み続け、リタイア後に労働はする場合

週1回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週1回 x 4週間 = 32,000円

→月額32000円 × 2人 × 12カ月 = 年額768,000円

 

週2回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週2回 x 4週間 = 64,000円

→月額64000円 × 2人 × 12カ月 = 年額1,536,000円

 

週3回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週3回 x 4週間 = 96,000円

→月額96000円 × 2人 × 12カ月 = 年額2,304,000円

 

※自分と妻の2人体制で計算。

 

週2回労働の場合、年間200万円を投資で捻出する必要がある。

年利3%として、6667万円を投資する必要がある。年間貯蓄250万円を全て投資に注ぎ込むとして、26年かかる。

 

週3回労働の場合、年間1,196,000円を投資で捻出する必要がある。

3986万円を投資する必要がある。年間貯蓄250万円を全て投資に注ぎ込むとして、16年かかる。

 

週3回労働を受け入れられるなら、あと16年でセミリタイアできそうです。

また、賃貸のグレードを下げれば、もっと早くセミリタイア可能です。

 

家を買い、リタイア後に労働する場合

年間支出350万円のうち、120万円は住宅費用。

年間230万円が生活費なので、これ投資と労働で。

 

週2回労働の場合:1000円 x 8時間 x 週2回 x 4週間 = 64,000円

→月額64000円 × 2人 × 12カ月 = 年額1,536,000円

 

週2回労働の場合、年間764,000円を投資で捻出する必要がある。

年利3%として、2547万円を投資する必要がある。

年間貯蓄250万円を全て投資に注ぎ込むとして、10年かかる。

 

  • 投資総額2547万円
  • 住宅費用2500万円
  • 教育資金500万 × 2人
  • 生活防衛資金 230万円 × 2年

 

上記を全て合算すると、住居を含めた総資産6507万円がゴールライン

現在の資産が、1714万円なので、残り4793万円。

年間貯蓄250万で割ると、セミリタイアまで残り19.1年。

ただし、この場合は現状賃貸に払っている費用を、不動産のローンの返済(不動産への投資)にあてられるため、もう少し楽観的な計算になるはず。

 

追加で考慮すること

今回の見積もりによって、いくつか追加で考えることが分かってきました。

  • どんぶり勘定ではあるが、セミリタイアまで19年前後の期間が必要。
  • 子供の年齢から考えても、親元から離れておりセミリタイア時期としては現実的ではあると思う。
  • ただし、ゴールとしてはあまりにも長すぎる。
  • セミリタイアするまでの19年に我慢や苦痛があってはならない。特に住居については通勤時間が長いと日々が苦痛。
  • セミリタイアまで19年と長いため、他の目標や楽しみが重要。
  • フルタイムでの労働を辞めずに働き続けるコースも選択肢としては残す。その場合は仕事の何が嫌なのか分析。長く仕事を続ける方法を模索する。
  • 2500万のローンを組むと、35年間の金利で400万程度かかる。(https://www.sumai-info.com/simulation/jishitukinri.html)
  • 家の購入ではなく、安い賃貸に住む場合も考慮する。
  • インフレ率を考慮する。

 

また、以下のように楽観的な要素も考慮します。

  • 昇給や退職金については考慮していないため、未来はもう少し楽観的なはず。
  • セミリタイアまでの投資の利回り未考慮。
  • 子供が小学校入学後の妻の労働収入は未考慮。
  • 生活費の低減。子育中のためリタイア後は今より生活費が下がるはず。
  • 60歳から確定拠出年金を貰えることを考慮。
  • 家の購入であれば、現状払っている家賃をローンの返済に回せる。
  • 家を格安に手に入れれば、10年でリタイアできる。

 

まとめ

セミリタイアまでの期間を見積もってみました。

 

年間キャッシュフローとして、貯蓄額が予想の2倍程度あったのと、

住宅費を除く年間支出が予想の2倍程度ありました。

現状のキャッシュフローから、妻の積立NISAもはじめても良さそうです。

 

今回はどんぶり勘定でしたが、セミリタイアまでの道のりは20年前後と先は長いようです。

楽観的に見てもあと10年は働かないといけないと思われます。まあ10年だと思えばギリギリ耐えられる気がしますが。

 

いずれにせよ、我慢しないといけないのはきついです。

我慢せずに仕事を続ける方法を考える必要があると思いました。

また今度、詳細なセミリタイアプランを出してみたいと思います。